※こちらの記事には暁月ノーマルレイド「万魔殿パンデモニウム」のネタバレが含まれます。
パンデモニウムのエピローグクエスト「星に願いを」をやってきました。
良かった。
メインストーリーと同じくらい良かった。
パンデモニウム編では全体を通して、メインストーリーでは描かれなかったラハブレアと、エリディブスの古代時代の背景を補完する話になっています。
特にラハブレアに関しては、新生で最初に敵対したアシエンなので、彼の背景が語られるのはとても興味深かったです。
自分はまだFF14をはじめてから半年程しか経っていないけど、新生リリース時からの古参プレイヤーの人にとっては、暁月後のタイミングでラハブレアの物語が描かれたのは、かなりアツかったんじゃないでしょうか。
タイムトラベル系の話はワクワクするんだけど、どこか切ないです・・・そしてそれが言い表すことのできない、何か心をぎゅっと掴まれるようなものがありますね。(語彙力・・・)
本題の「星に願いを」についてですが、※正確には「『星』に願いを」
現代でアテナを倒し、無事にパンデモニウムを封印したところで、ラハブレアはあることを聞いてきます。
そして、ボリスはパンデモニウム事件の発端となった、ヘファイトスの封印を誰が解いたのかを確かめるため、もう一度古代のラハブレアたちに会いにいきます。
犯人は獄卒長のヘーゲモネーだったわけですが、この一連の件を通じてラハブレアは、何よりも「力」が必要だ!という、戸愚呂(弟)的な考え方を強めます。
そしてボリスに対しても、お互いの道が交差することがあれば、対峙することもあるだろうと何かを察したようなことを言い、後々のラハブレアへの片鱗を見せたところで、別れることになります。
ここがタイムトラベルものの切ないところです。
ボリスにはこの後、古代に起こる事を含め、ラハブレアたちの結末が分かっています。仮にこの時点で、彼らにその後の全てを話していたら、現代においてアシエンと対峙することを避けられた可能性もあります。
でも、そうはしない、出来ないボリスの気持ちを考えると、そこに、やるせなさからくるメランコリーを感じます。(語彙力・・・2回目)
そして最後は現代でテミスとのお別れです。
アテナによって一時的に蘇ったテミスは、消えゆく間際に、これまでのことをどれくらい覚えているのか、そして自らの思いを語り始めます。
自分はちっぽけな存在だけど、誰かの役に立ちたい、皆を救いたいという思いが世界を変えることもある。
エリディブスはヒカセンの写し鏡であり、だから「ウォーリア・オブ・ライト」というわけだったんですね。
漆黒後編と暁月、もしかしたらここまでのFF14全体が、エリディブスが救われるための物語だったのかなと感じます。
ええやん。
とここまで、それっぽい感想を書いてきたんですが、気になったこともありまして、
1つはテミスとエリディブスの性格についてです。
パンデモニウム編でのテミスは自信もあり、割と頼もしい存在として描かれていて、不安定なエレクトニウスを支える立場だったような気がします。
そんな彼が、精神的な弱さや脆さを抱えたていた、漆黒でのエリディブスのようになっていくってのには少し違和感がありました。
2つめは単純な疑問。
ラハブレアとエリディブスは、どうして最初に現代でボリスと会った時に、ボリスのことを覚えていなかったんだろう?
エメトセルクはカイロスで記憶を消されたから、覚えていないのは分かるんだけど、ラハブレアとエリディブスは違うよね?
原初世界と鏡像世界に別れた時に記憶がバラバラになってるんだっけ?でもあの2人はオリジナルのアシエンだから古代の記憶は残ってるんじゃなかったけかな?
あれ?
でもハイデリンも最初はボリスの事を知らなかったし、タイムトラベルした時点でその後の未来は分岐したんでしたっけ??
もしかしたら、大分重要なところを見落としているのかもしれない(笑・・・